私たちがVet’s Laboとして商品を開発する想い。

執筆獣医師 佐藤 おりは

Vet’s Labo商品をお試しいただいたペットオーナー様、これからお試しされたいと考えて下さっているペットオーナー様に、私たち臨床獣医師が商品を開発する想いについてお話できればと思います。

商品開発のきっかけ。

私たちは獣医師になってからずっと、動物病院で臨床獣医師としてペットの病気と向き合い、ペットオーナー様と一緒に治療をしてきました。治療を行っていく上で、内服薬の投薬は多くの治療で必要になります。人間よりずっと嗅覚や味覚が発達しているペットの多くは、においを嗅ぎ、舐めてみて薬をよけてしまいます。

「お薬をうまく飲ませることができなくて。。。」
「どうやっても、お薬だけ出されてしまうんです。。。」

と、診療時にペットオーナー様にお悩みを相談されることはよくあります。
適切な薬で適切な治療を行えば良くなる病気も、お薬を飲ませることができなければ治療は行えません。うまくお薬が飲めるものはないかな?投薬のための器具や、投薬補助のおやつなど、発売されている色々なもので試しましたが、ペットが緊張して大人しくしている診察台の上でさえ困難な事もあります。

“あったら良いな”と思えるものがあれば良いのに…。

「お薬を美味しく飲めるためのフードやおやつがないなら、作ってしまえば良いじゃない?」と、当社の社長が私たち獣医師に提案してくれました。当社にはペットフードの製造工場があります。それまで私たちは、ペットフードの開発や製造は自分たちの仕事ではないので、自分たちで開発する事など考えも及びませんでした。

試行錯誤で開発し、製造したメディボール。

私たち臨床獣医師が、まず何を作りたいか聞かれて皆が口にしたのは、「ペットがお薬を嫌がることなく飲めるためのおやつを作りたい!」でした。薬をうまく飲めないペットが毎日決まったお薬を飲めるようになることは、臨床獣医師の悩みを一つ解決してくれる事になります。治療の成功に、投薬コンプライアンスを守る事は不可欠だからです。

形状や味、テクスチャや1粒あたりのサイズ感や容量など、試行錯誤して開発した私たちの投薬補助おやつが当社の“メディボール”です。2016年の秋に発売したメディボール ささみ味は、アルミの内袋にメディボールを15粒入れて紙の外箱で商品化しました。

私たちは私たちが開発した商品のブランドを“Vet’s Labo”と名付けました。
メディボールは、発売当初から嗜好性やテクスチャやサイズ感により、気に入って使い続けて下さる方が多く、お薬が飲めるようになって治療がうまくいっているというお声も沢山いただきましたが、使い続けるうちに1つの味だと飽きてしまうペットも出てきたり、アルミの中で粒が重なって潰れてしまったり、冷蔵庫の中では柔らかさを維持できにくくなったりと、色々な課題も生まれてきました。

改良を重ね、納得感のある商品に。

当社のメディボールは現在、犬用で6種類、猫用で6種類のフレーバーがあります。内袋で使用していたアルミの袋からプラスチックトレイに変更し、1粒1粒がつぶれにくくなるように、外箱は紙製からジップ付きのアルミの袋に変更し、乾燥しにくい包装に変更しました。


今では、Vet’s Laboの商品はメディボールだけではなく、サプリメント成分を配合したおやつサプリや機能性栄養補助食のメディムースなど、ペットの健康寿命を延伸するためのおやつやフードなど開発し商品化されて販売されていますが、Vet’sLaboは臨床獣医師のブランドだからこそ、私たち臨床獣医師が本当に納得したものを商品化し、時に改良を重ね、全国のペットとペットオーナー様に自信を持って届けています。

 

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