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2021年5月28日
いつまでも元気でいて欲しい シニア犬のためのご飯「メディダイエット」

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- 執筆獣医師
- 小堀 幸美
シニア犬(老犬・高齢犬)フードは一般的に7歳以上となっていますが、ペットも高齢化社会。7歳のワンちゃんも16歳のワンちゃんも同じフードでよいのでしょうか。
飼い主さまにも「うちのこ元気ですけど、もうシニアですか?」「最近柔らかいフードしか食べなくなって・・・」などご相談いただくこともあります。
確かにシニアといっても、状態は様々です。
そこで、そのこの状態に合ったフードを選んで頂けるように、3種類のシニア犬用フード「MediDiet(メディダイエット)」を開発することになりました。
シニア期は水分不足に気づきにくい
シニアになると自分の体が乾いていることに気が付きにくくなります。
若いころから水分摂取量が少ないワンちゃんはなおさら。体が脱水すると内臓機能にも影響がでます。
ドライフードは効率よく栄養をとれますが、やはり水分補給も大切です。
どのくらい水分が必要なの?
では、1日にどれぐらいの水分を摂取する必要があるのでしょうか。実際に計算してみましょう。
1日の水分必要量の目安は、1日あたりのエネルギー要求量(DER)の単位をmlに置き換えた量となります。
*係数はシニア犬の場合1.1としますが、年齢や運動量によって異なりますので、目安として参考にしてください。
*体重の0.75乗は電卓で、「体重×体重×体重=√√=」で求められます。
<例>◆運動量の少ない5kgのシニア犬の場合
DER(kcal/日)=70×5の0.75乗×1.1=257kcal/日
1日あたりのエネルギー要求量の目安が257kcalなので、1日の水分必要量の目安は257mlとなります。
この量を自由飲水で摂取するのは中々難しいですよね。
やはりごはんで水分も摂取しないと難しい。
なので私たちは、食事をしながら水分補給が行えるウェットフードが最適だと考えています。
老犬ためのサプリメント成分にこだわりました
そのほかアンチエイジングに対して抗酸化成分を、
また脳・関節・皮膚・肝臓・腸に良い成分が配合されています。
日々臨床現場に出ている獣医師たちの意見が集約されたので、こんなに沢山入れることになりました。こんなにサプリメント成分が入っているフードはないのではないでしょうか。
[配合成分]
シニアアクティブ | EPA+DHA、コエンザイムQ10、乳酸菌類、オリゴ糖、L-カルニチン、グルコサミン、コンドロイチン、MSM、プロテオグリカン、β-カロテン、BCAA |
シニアアシスト | EPA+DHA ・コエンザイムQ10 ・乳酸菌類 ・オリゴ糖 ・L-カルニチン ・グルコサミン ・コンドロイチン・MSM ・プロテオグリカン ・β-カロテン ・アスタキサンチン ・BCAA ・タウリン ・ホスファチジルセリン |
シニアエナジー | EPA+DHA ・コエンザイムQ10 ・乳酸菌類 ・オリゴ糖・タウリン ・ホスファチジルセリン ・BCAA |
質感にこだわりました
まずは若いころとあまり変わらない、元気なワンちゃんたちにはシニアアクティブ。
シニア期のどの年齢でも食べられるよう総合栄養食となっています。
しっかり噛んでもらいつつ、水分補給はできるようパテタイプに仕上げました。
次に少し活動量が落ちてきた、でもご飯はしっかり食べられるワンちゃんにはシニアアシスト。
嚥下しやすい柔らかさのシチュータイプです。
そして噛む力が衰えてきて、寝てることが多くなったこでも飲み込みやすいシニアエナジー。こちらは少しでカロリーが取れるように仕上げました。
シリンジでの給餌にも適しているペーストタイプです。
美味しく食べてシニア期をできるだけ健康に過ごせたらいいですよね。是非一度お試しください。
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