トイレに何度も行く ①

執筆獣医師 中道 光也

あれ?うちの子、トイレが近い?

「最近、うちの子が何度もトイレに行くようになった」「おしっこの回数が増えた気がする」

そんな経験はありませんか?

犬や猫のトイレの回数は、飲水量や生活環境などによって変化することがあります。しかし、なかには病気が隠れていることも。

今回は、トイレの回数が増えたときに確認してほしいポイントをご紹介します。

 

① トイレの回数が増えるのはなぜ?

犬や猫がおしっこをする回数は、飲水量や生活環境などによって変わります。

また、犬の散歩中によくみられる「マーキング」のように、正常な行動として少量ずつ何度も排尿することもあります。

一方で、膀胱炎などの病気が原因で、トイレの回数が増えることも。

では、こうした違いを見分けるには、どこに注目すればよいのでしょうか?

 

 

② 実は「おしっこの量」も大切!

トイレの回数が増えたとき、一緒に確認してほしいのが「おしっこの量」です。

同じように回数が増えていても、病気による変化には次のようなパターンがあります。

 

・少量のおしっこを何度もする「頻尿」

膀胱炎や尿路結石など、膀胱や尿道のトラブルでみられることがあります。

 

・おしっこの量そのものが増える「多尿」

腎臓病や糖尿病などが原因となることがあります。水を飲む量も増えている場合は注意が必要です。

つまり、回数だけでなく、1回の量や1日全体の量を確認することで、原因を考える手がかりになるのです。

 

③ こんな変化があったら要注意!

おしっこの回数や量だけでなく、排尿時の様子にも注目しましょう。

たとえば、血尿が出る、排尿時に痛そうにする、トイレ以外の場所でおしっこをするようになった場合などは、病気のサインかもしれません。

特に、何度も排尿姿勢を取るのにおしっこが出ない場合は緊急性が高いため、すぐに動物病院を受診してください。

普段からトイレの回数やおしっこの量を把握しておくことが、体調の変化に気づく第一歩になります。

 

次回は、トイレの回数が増える原因となる病気について、犬と猫の違いも交えながら詳しく解説します!