健康寿命を延ばそう! シニア期のケア③
執筆獣医師
小堀 幸美
これまで2回にわたり、シニア期に見られる体の変化や、お家でできるケアについてご紹介してきました。
シニア期のケアの最後は、「シニア期のごはん」についてお話しします。
シニア期になると、筋肉量や代謝、消化機能、噛む力や飲み込む力など、さまざまな体の変化が起こります。
そのため、若い頃と同じ食事を続けるのではなく、その子の年齢や体調に合わせて食事を見直すことが大切です。
シニア用フードに切り替えるタイミングは?
「何歳になったらシニア用フードに切り替えればいいの?」というご質問をよくいただきます。
もちろんシニア期と呼ばれる7歳以上という、年齢もひとつの目安ですが、それだけではありません。
・食べるスピードが遅くなった
・ごはんを選り好みするようになった
・少し体重が増えてきた、または減ってきた
・筋肉が落ちてきた
・お散歩や遊ぶ時間が減ってきた
・以前より疲れやすそう
このような変化が見られたら、ごはんを見直すタイミングかもしれません。
以前と違う様子が見られたらまずは動物病院で相談しましょう。定期健診を行いましょう。
食事は「年齢」で選ぶだけでなく、「今の体の状態」に合わせて選ぶことが大切です。
病気がある場合は療法食を
腎臓病や心臓病、消化器疾患などの病気がある場合は、獣医師の指示に従い、その病気に適した療法食を与えましょう。
療法食は病気の進行を遅らせたり、症状を和らげたりするために栄養バランスが調整されています。
自己判断で変更せず、必ず獣医師と相談しながら選ぶようにしましょう。
病気がなく元気に過ごしているシニアには
病気がなく、まだまだ元気に過ごしているシニア期であれば、年齢とともに低下する代謝を考慮したシニア用フードがおすすめです。
シニア期は代謝が落ちるため、若い頃と同じ量を食べていると体重が増えてしまうことがあります。
一方で、筋肉は年齢とともに少しずつ減少していきます。
そのため、カロリーは適切に抑えながらも、良質なたんぱく質をしっかり摂ることがとても大切です。

筋肉量を維持することは、歩く力や立つ力を保ち、健康寿命を延ばすことにもつながります。
シニア期におすすめ「メディダイエット シニアシリーズ」
① メディダイエット アクティブ

まだまだ元気なシニアにおすすめです。
肉感のあるパテタイプで食べ応えがあり、総合栄養食なのでこれだけでも栄養バランスは十分です。

もちろん、いつものドライフードに混ぜて与えることもできます。
② メディダイエット アシスト

年齢とともに飲み込む力が弱くなってきた子におすすめです。
シチュータイプで飲み込みやすく設計されており、食欲が落ちてきた子にも食べやすい形状です。

③ メディダイエット エナジー

噛むことが難しくなった子や、一度にたくさん食べられなくなった子におすすめです。
ペーストタイプなので食べやすく、少量でも効率よくカロリーを補給できます。
流動食としても使用でき、シリンジでも与えられるため、食欲が低下した際のサポートにも役立ちます。

「今の状態」に合わせて食事を選びましょう
体調や食欲が日によって変化することがあります。
「昨日は元気だったのに今日は食欲がない。」
だからこそ、その日の体調や食べやすさに合わせて食事を選ぶことが大切です。
普段からいくつか食事のレパートリーを用意しておくと、急な体調の変化にも対応しやすくなります。
毎日の食事や運動、体重管理、そして小さな変化に早く気づいてあげることで、健康寿命を延ばせる可能性があります。
今回3回にわたり、シニア期のケアについてご紹介しました。
大切な家族だからこそ、いつまでも、おいしくごはんを食べ、家族と楽しい時間を過ごしてほしいものです。
愛犬・愛猫の健康寿命を延ばすために、今日からできることを少しずつ始めてみてください!




