食欲がない時はどんなことに注意したらいいの?
執筆獣医師
小谷 聡子
前回は、食欲がないかどうかの確認方法についてお話ししました。
今回は、本当に食欲がない場合に、どのようなことに注意したらよいのかについてお話しします。
① 体重は減っていないかな?
食欲がない日が続くときは、体重の変化にも注意しましょう。短期間で体重が減っている場合は要注意です。特に、体重が10%程度減っている場合は大きな変化ですので、早めに動物病院を受診しましょう。
健康な時のワンちゃん・ネコちゃんの体重は、普段から把握しておいてください。
※ご自宅で体重を測る場合は、まず飼い主さんがワンちゃん・ネコちゃんを抱っこして一緒に体重計に乗り、合計の体重を測ります。その後、飼い主さんだけの体重を測り、その差を引き算すれば、おうちでもワンちゃん・ネコちゃんの体重を測ることができますので、参考にしてください。

② 水は飲めている?
ワンちゃんでは1日50mL/kg、ネコちゃんでは1日30mL/kgが飲水量の目安です。
ウェットフードを食べている場合は、もう少し少なくても問題ないでしょう。
また、夏の暑い日と冬の寒い日では必要な水分量も変わってきます(夏の方が多く必要です)。

お水を飲むことが苦手な子には、動物用の味付きドリンクやスープ状の栄養補助食などを試してみてください。おいしい味付けによって、水分を上手に摂取できる場合もあります。
③ 排泄はどう?
食欲がなく、水も十分に飲めていない場合は、脱水にも注意が必要です。
脱水している場合は、おしっこの量や回数が減り、おしっこの色が濃くなったり、臭いが強くなったりします。
「脱水かも?」と感じたら、動物病院を受診してください。

④ こんなときは早めに動物病院へ
・水も飲まない
・嘔吐や下痢を繰り返している
・ぐったりしている
・呼吸の様子がおかしい
・お腹を痛がる
・急激に体重が減った
・食欲不振が続いている
さらに、子犬・子猫や高齢の子、持病がある子は、早めに動物病院を受診してください!



